アリゾナ・ドリーム

監督:エミール・クストリッツァ
出演:ジョニー・デップ、ジェリー・ルイス 他

NYに住むアクセルは、叔父の結婚式に出席するためアリゾナへ向かう。
叔父はアクセルを自分の息子のように可愛がり、
アクセルもまた叔父を自分のヒーローのように憧れていた。
叔父は現在、長年の夢だった車売りの仕事をしている。
そこでアルバイトをしているポール(ヴィンセントギャロ)と共に働くように薦められ、
アクセルは慣れない環境の中で働き始める。

アリゾナで暮らし始めたアクセルは、さまざまな個性ある人々と出会う。
「ハリウッドスターになりたい」生来の役者、映画マニアのポール、
「空を飛びたい」ワケありの未亡人エレイン、
「カメになりたい」エレインとは血の繋がらない娘グレース。
エレインと恋に落ちたアクセルは、自らの「アラスカでオヒョウを釣る」
夢を叶えようと二人でアラスカに行こうと誘うが、
さまざまな問題が起きる。

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今まで観たことない雰囲気の不思議な映画。
映画は終始コメディタッチで、夢と現実が入り混じってる感じ。
ブラック・コメディって言葉がぴったり当てはまるかも。

ギャロの個性あるポール役と、
ジョニーデップにしか出来ないだろうなっていう
ギャグタッチな演技が見物。
あと、グレースの一人どこかを見つめている黒い瞳と
長く伸びた黒髪がすごく印象的な作品。

1993年ベルリン国際映画祭銀熊賞