ボーイズ・ドント・クライ

監督:キンバリー・ピアース
出演:ヒラリー・スワンク、クロエ・セヴィニー 他

リンカーンに生まれ育ったティーナ・ブランドンは
見た目はかわいい男の子、でも実は身体は"女"
性同一性障害に悩まされていた。
彼の従兄でゲイのロニーは、「フォールズ・シティはオカマを殺す」と
忠告するがそんな忠告はブランドンの耳には届かなかった。
たまたま酒屋で隣り合わせたキャンディスと友達になり、
彼女の仲間と共にフォールズ・シティへ向かう。
そこでラナという、ブロンド髪のきれいな女性と出会う。
ひと目見てすぐにブランドンは恋に落ちた。
そしてブランドンの不思議な魅力に、ラナもブランドンに惹かれ始める。
地元の男達にはない優しい表情やしぐさ。
最初は意地ばかり張っていたラナも、ブランドンの前では自然でいられた。
ラナの想いは、ブランドンが女であることを知ってもゆらぐことないものとなっていた。
しかし、周りの視線は冷たく、悲劇が起こる…。

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これがノンフィクションだと知ったときは本当にびっくりした。
とても残酷で、差別的で、辛くて悲しい話だなと思った。

でも悲しいだけじゃなくてたくさんのメッセージをこの主人公の
ブランドンは伝えてくれてるって思った。
好きになることに性別なんて関係ないこととか、
手段を選ばないで突っ走る姿とか。
ただ純粋に人を好きになることの大切さ。
見てて感情がこみ上げてきて泣きそうになるとこが何度もあった。
ブランドンのただ一人の理解者だったラナは
本当に美しくてすてきな人だなと思った。
母性っていうのかな?女性の強さを感じた。