蝶の舌

監督:ホセ・ルイス・クエルダ
出演:マニュエル・ロサーノ、フェルナンド・フェルナン・ゴメス 他
99年スペイン映画

舞台は1936年、スペインのとある町。
この町に住むモンチョという8才の男の子。
今年から、初めて学校へ通うことになり、不安と期待に胸をふくらませていた。
まだ何も知らないモンチョは、学校へ通い、毎日が驚きの連続。
そして自然を愛する先生グレゴリオ先生との出会い。
先生は、生徒にたくさんの自然のお話をしてくれた。
そのひとつ「蝶にも、舌があるんだよ。」

初めて兄以外の友達ができ、初めて小さな恋とも出会い、休みの日には
大好きなグレゴリオ先生と森に出かけた。
兄と習っていた楽器も、ひょんなキッカケで楽団へ入れてもらえることになり、
遠征へ出かける。そこでは、兄の初恋も。
しかし、この幸せな毎日も、スペイン内戦によって
さよならを告げることとなる・・・。

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スペイン内戦とは、ファシズム派が共産主義に対し、クーデターを起こし
始まった内戦。同じ国のもの同士が、意志の違いにより始めた
野蛮で残酷な内乱。

この映画は、スペイン内戦のこととか、
歴史を知らないと本当の面白さはわからないかも。
でも私もそんなことは全然無知だけど、時代背景によって
悲しい結末を迎えてしまったモンチョの想いはしっかり伝わってきた。と思う。
学校って、勉強以外にもたくさん教わるものがあったなーって改めて思った。
モンチョのすごい存在感とか、心に残る映画。