サイダーハウス・ルール

監督:ラッセ・ハルストレム
出演:トビー・マグワイア、シャーリーズ・セロン 他

メイン州ニューイングランドにある、小さな孤児院。
そこで生まれたホーマー・ウェルズ。
幼い頃から彼を特別な子だと感じたラーチ院長は、
孤児院に彼を留め、息子のように愛情を注ぎ育てた。

院長の仕事は分娩と、当時禁止されていた堕胎手術。
医術を自らの目で見て学び、青年になったホーマーは
立派な助手としてラーチ院長の側で働いていた。

孤児院には、事情で育てることのできない親から
引き取った子供たちが大勢暮らしていた。
養子を求める人々が時折訪れ、彼らを引き取っていく。
静かながらも、穏やかな暮らし。
古いフィルムを回して皆で見る「キングコング」が彼らの唯一の楽しみであった。

そこへある日、堕胎手術を受けに来たキャンディとその恋人ウォリー。
自分と同じ年頃の2人を見て、外の世界に強く引かれたホーマー。
そして、彼らと共に生まれて初めて孤児院を出る決意をする。
この広い世界のどこか、自分が役に立てる場所、
そして深い愛を求めて…。

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「愛は、いつもそばにある」
そうだなぁと思った。
どこか「あの頃、ぼくらは」のディカプリオに通じるとこを感じた。
目の前にあって、でも見えないもの。

孤児院で育ったホーマーは純粋でずっと少年みたいな人で
彼に惹かれる人達の気持ちがすごいわかった。
孤児院の子供たちは皆かわいいし、命についても考えさせられた。
決して明るい映画じゃないと思うけど
じんわり感動。