群青の夜の羽毛布

監督:磯村一路
原作:山本文緒
出演:本上まなみ、玉木宏 他

大学4年のテツオは、バイト先のスーパーで見かける年上の女性、さとるに恋をした。
ある日店で彼女が貧血で倒れ、家まで送り届けたことがキッカケで
しだいに親密になっていく2人。
憧れの女性と付き合うことができて浮かれていたテツオだったが、
彼女は自分のことを何も話さない。
24になって門限は10時、母の目の届く範囲での生活で、外に出るのは買い物と図書館がほとんど。
聞いても何も話してくれない。
「ただ、私は黙って側にいてくれる人がほしいの」と言い、執拗に愛を求めてくる。
そんなさとるには、ある秘密があった・・・。

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さとるの愛を求めて、一人が嫌なんだけど、一人が楽なのかもしれないとか、
そういう不安定な感情にすごく共感した。
いっそ消えちゃいたいように一人でさまようシーンとか、今の私にはすごい響いた。
生きててよかったと思える人生を私もほんとは送りたい。
でも、全体にはなんか気持ち悪さが残る作品だった。