ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル
出演:ジョン・キャメロン・ミッチェル、マイケル・ピット 他

同名のロック・ミュージカルを、マドンナやデビッド・ボウイなど
数多くの絶賛の声をうけ映画化。

人間はみんな自分の"カタワレ"を探しさまよう生き物。
アダムとイヴの物語、神様、キリストの存在、そして男と女。

東ドイツに生まれた男の子ハンセルは、幼い頃から音楽に魅せられ
米軍用のラジオを聴くのが毎日の日課。
彼の夢は、いつかアメリカに渡り、ロックスターになることだった。

少し風変わりなハンセルは、自分のカタワレ(=愛)を探そうと決める。
そして現れた心優しい米兵。
結婚して共にアメリカに行こうと言われ、ハンセルは嫌々ながら性転換手術を受ける。
しかし手術は失敗、彼の股間には1インチの"しこり"(アングリーインチ)が残ってしまった。

母の名を借りてヘドウィグと名乗り、念願叶いアメリカへ渡った。
しかし恋人とは破局、ケーブルTVで見たベルリンの壁の破壊。
ヘドウィグは自分の人生に希望を失った。

しかし、彼はロックスターになる夢を再び叶えようとカツラを手にしロック・バンドを結成。
その傍らでさまざまなアルバイトをし生活を繋いでいた。

ある日ヘドウィグは、少年トミーと出会う。
意気投合した2人は、合作でたくさんの曲を生み出し、
歌い幸せな時を過ごした。
しかしそんな時も長くは続かなかった。
ヘドウィグが性転換手術をした"男"であることを知った
トミーは、ヘドウィグの前から姿を消し、そればかりか
ヘドウィグのオリジナル曲を盗み自らロック・スターになってしまう。
自らの人生を歌った歌を取り戻し、ヘドウィグは愛を見つけることができるのか・・・。

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前編に歌が流れて、ミュージカルのような感じ。
音楽を愛した主人公の気持ちが伝わってくる。
ヘドウィグの自らの運命を歌った歌、ロックの音楽に乗せて歌う。
カラフルな衣装、ウイッグ、音楽。すごくカラフル。
主人公のヘドウィグはビデオのジャケでこそあんな派手だけど
本当にきれいな人で、それだけで見る価値あるって感じ。
トミーとのシーンが好き。

最初はストーリーの筋がつかめなくてよくわかんなかったんだけど
だんだんヘドウィグの生きてきた道とかの話しが出てきて
最後にはすごく良い映画だった!って思った。
どんな暗い世の中でも、カラフルでいたい気持ちは夢と、愛があればこそって思った。

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