生きる

監督:黒澤明
出演:志村喬、日守新一 他

30年間、皆勤でただもくもくと仕事をしてきた市民課長の渡辺は
ある日体調不良で行った病院で、自分が胃ガンであることを知る。
妻には早くに死なれ、 息子にも冷たくされる孤独な日々。
絶望の淵に立たされた渡辺が、自分に何かできることはないか考える。
そして残りの短い人生で、自分が市民のためにできること、
それは以前から母親達から意見されていた公園の建設だった。
初めて渡辺は仕事に情熱を注ぎ、小さな公園の建設に向け奮闘する。

「死」を身近に感じ初めて、「生」の喜びを実感する主人公。
そして一人謡う、「生命短し  恋せよ乙女……」

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辛いときこそ幸せを願うように、
死を近く感じて初めて、生の喜びをしる。
生きる意味なんてないのかもしれないけど、同じ
生きるなら精一杯生きて、できることをいっぱいして、
死にたいと思った。