地雷を踏んだらサヨウナラ

監督:五十嵐匠
出演:浅野忠信、ロバート・スレイター 他

ONE STEP ON A MINE,IT'S ALL OVER.

1972年、カンボジア。
内戦が激化し、道のあらゆる場所に地雷がしかけられ、日夜を問わず銃撃が飛び交う。
そこに一人の若い日本人カメラマンがいた。
機関銃の代わりにカメラを抱え、危険な銃撃戦の中に身体を張り
写真を撮り続ける、一ノ瀬泰造。
カンボジアを愛した泰造は、やがて世界遺産のアンコールワットの魅力に取り付かれる。
戦争の激化の続く中、その聖域だけは静かに、ひっそりと聳え立っている。
「うまく撮れたら、東京まで持って帰ります。もし、地雷を踏んだらサヨウナラ!」
と書き残し、泰造は禁断の聖域へと突き進んでいった。

「明日 死ぬとしたら何をしたい」
「俺はアンコールを撮りたい」

実在した、日本人戦場カメラマンの物語。

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生きる意味。死ぬ意味。

みんな、形あるものは滅びてく。
だから、今出来ること今しか出来ないことってのがきっとあるはず。

失いたくないものは離さなければいい、
本当に必要なものは残るから、失ったものはいらないもの。
私に必要なものだけがあればいいって思う。
でも、戦争ではそうじゃないんだな、って感じた。

明日に残る何かがしたい。