不滅の恋 ベートーヴェン

監督:バーナード・ローズ
出演:ゲイリー・オールドマン、イザベラ・ロッセリーニ 他

1827年、偉大なる芸術家ベートーヴェンの死。
彼の残した部屋に、ある遺書が見つかる。
遺書には、全財産を「我が不滅の恋人」にささげるとあったが、宛て名が書かれていない。
一生を独身で過ごし、友達と呼べる仲間もいなかったベートーヴェンの、
当てのない恋人探しに名を挙げたのは弟子のシンドラー。
シンドラーははベートーヴェンを愛した女性たちを訪ねる旅に出た。

耳が聞こえないという大きな障害を持った天才作曲家の波乱に満ちた人生。
彼の音楽ひとつひとつには、彼の人生を通して起きた「事実」そのものを、
「音」を使い表現したものだった。

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私の1番好きなシーンは、交響曲第九番のときのベートーヴェンの回想シーン。
若い頃夜中家を飛び出し、森の中の湖で身を横たえているシーンは、
曲の壮大さとこの星の壮大さを感じた。
満天の星空にベートーヴェンが一体化する所が、最高で
人が死んだら星になれたらいいな、って純粋に思った。

さまざまな曲ごとに彼の回想シーンが入るんだけど、その映像が本当にきれいで
時代ものがあんまり好きじゃない人も観られる作品だと思う。

ゲイリーの演技も素晴らしい!
他に知ってる俳優さんいないのにほんとにベートーヴェン見てるみたいな。
見たことないけどさ(笑)
感情の内面を演じてる。
眼にひき込まれる感じがした。