パーフェクト・ワールド

監督:クリント・イーストウッド
出演:ケビン・コスナー、クリント・イーストウッド 他

1963年アメリカ。テキサス州の刑務所からブッチとテリーの2人の囚人が脱走した。
2人は、人質として8歳の少年・フィリップをさらいさらに逃走を続けるが、
フィリップに手を出そうとしたテリーを、ブッチが射殺してしまう。
その後も、フィリップはそのまま付いて行き、2人の奇妙な逃避行が始まる。

初めはただ脅えていたフィリップも、次第に死んだ父の姿をブッチに重ねはじめる。
そして2人はしだいに親子のような心情を描いていく。
ブッチは、幼い頃父にもらったカリフォルニアの絵はがきから想像した
「パーフェクトワールド」を目指していた。

「もし、この世の中が完璧な世界“パーフェクト・ワールド”だったら
犯罪も、恐怖も、刑務所もなかっただろう。
しかし遅かれ早かれ皆、気づくはずだ。
パーフェクト・ワールドなどどこにもないことを・・。 」

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フィリップがかなりかわいい。
ケビン・コスナー初の悪役だった映画だけど
このケビンは全然悪役の匂いじゃなくて(いい意味で・)
少年の姿と重なって見えた。

すごく美しいラストシーンに涙。