フォーン・ブース

監督:ジョエル・シューマカー
出演:コリン・ファレル、フォレスト・ウィテカー 他

ニューヨークの賑やかな街並み。
ここに暮らす800万人もの人、
そして1000万本を越す電話回線がこの街を埋め尽くす。

その中のひとつ、市街にあるとあるフォーン・ブースへ入った
スチュが、このストーリーの主人公。
自らを一流のパブリシスト(宣伝屋)と名乗る彼は、
嘘のネタを平気で業界にばらまく、軽薄な男だった。
いつも使っているフォーンブースから新進女優のパメラに電話をかけた。
彼女には結婚していることは秘密で、電話をかけるとき
彼はいつも婚約指輪を外していた。
やましい気持ちがありながらも、スチュは
平気でまた一人騙そうとしているのだった。

話を終え、受話器を置いて出ようとしたその時、
けたたましく鳴り響く電話。
受話器をとったスチュの耳に届いたのは、
「この電話を切ったら殺す」という脅迫だった。
どこかから狙われている、逃げることも出来ずただ戸惑うスチュ。
犯人は誰なのか、
彼はフォーンブースから解放されるのか…

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81分の出来事を、81分リアルタイムに収めた映画。
あっという間だけど、あっけない感じはしない
それぐらいひとひねりあったストーリーだった。
恋人と観たんだけど、彼は
「無差別に無罪の人が死ぬのは嫌だ」と言っていたけど
確かに。でもこういう映画にはつきものだから仕方ないかなー。
観て割りとさっぱりできる作品だと思います。