冷静と情熱のあいだ

監督:中江 功
出演:竹野内豊、ケリー・チャン 他
原作:江國香織、辻 仁成

順正は、修復士の修行のためフィレンツェを訪れていた。
修復士とは、長い年月を経て古びた美術絵画たちを、
自らの手で現代によみがえらせる仕事。
まだまだ下っぱではあるが、やりがいのある仕事に
順正は才能を開花させはじめていた。

順正には、芽実という恋人がいた。
芽実は順正をとても愛していて、いつも順正のそばを離れなかった。
しかし、芽実には順正に対する不満があった。
それは順正が学生時代に付き合っていた“あおい”という女性の存在。

芽実は、順正が今もまだあおいへの想いを経ち切っていないことに気付いていた。
順正は、今も心にぽっかり空いた穴を埋められるのは
あおいだけだと信じ、その想いは年月を過ぎるごとに
より確信的なものになっていた。
“あおいの30歳の誕生日には、フィレンツェのクーポラで会おう”
と学生だった頃にした、2人だけの約束。

2人の愛を信じ、順正はあおいの誕生日にクーポラへ1人向かった。

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私は、原作はまだ読んでないけど
男性側から見たものと女性側から見たものが
あるそうで、ぜひ読んでみたい!
映画の感想は、先が読めちゃうと言ってしまえばそれまでだけど、私はすごく好き。
友達と映画館に観に行って、4回も泣きました(笑)
でも今、こういうピュアな愛の作品って逆に珍しいかも?
イタリアの街はすごくきれい。