シザーハンズ

監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー 他

「なぜ雪は降るの?」孫の質問に、おばあさんは
「手の代わりにハサミをつけて生まれてきた人の話からしなくちゃね」と、語り始める。

それは、まだおばあさんが少女だったころの話…。

ハサミの手を持つエドワード・シザーハンズ。
エドワードは街外れの城にひとりで暮らしていた。
彼は、城の主人だった発明家がカッティグマシンにクッキーのハートと人間の身体を与えて
作り出した人造人間。しかし主人は最後の仕上げ前に死んでしまった。
ひとり残されたエドワードだったが、ハサミを活かした技で街の人気者になる。
だが、少年を助けようとしたエドワードは、そのハサミの手で傷つけてしまう。
このことがキッカケで、人々は途端にエドワードを避けるようになってしまった。

人間の世界の美と醜を知ったエドワードは、またひとり孤独になってしまったが、
ひとりの少女キムだけは彼の心の痛みを理解してくれていた…。

愛するものを抱きしめたい。傷つけたくないのに傷つけてしまう。
エドワードの世界が、カラフルな街並みとモノトーンのお城を舞台に描かれる。

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エドワードは外見とは似つかないすごく純粋な心を持っていて、それはすごく人間らしい。
ただひたすらに純粋なことが、人々と生きていく中で苦しむ要因となってしまう。

ジョニーは、こういうストイックな役がすごくはまってると思う。
悲しげな表情なんだけど、じめじめしてないし、完璧にエドワードになりきってた。

最後は涙なしには観れない!本当にいい映画。