ティアーズ・オブ・ザ・サン

監督:アントワン・フークワ
出演:ブルース・ウィリス、モニカ・ベルッチ 他

宗教の違いだけで、日夜を問わず人が殺されていたナイジェリアの内戦。
アメリカ海軍特殊部隊のウォーターズ大尉は、
「内戦下のナイジェリアから、アメリカ国籍の女医リーナ・ケンドリックスを救出せよ」
という命令を受け、7人の部下たち戦術スペシャリストを率い密林に降り立った。

ナイジェリアはクーデターによって大統領一家を殺した反乱軍が荒らし、
歩くだけも危険な状態だった。
リーナが治療のため滞在している村へ辿りついた大尉はすぐに脱出するよう伝えるが、
リーナは患者達を置いては行けないと言う。
これまで任務は完璧にこなしてきたウォーターズ。
一度は難民たちを見捨てるが、その負傷し荒れ果てた村を目の当たりにし、
23年勤めてきた軍隊生活の中で初めて命令違反を犯す。
リーナと28人の難民たち、そして7人の仲間と共に、ウォーターズは
カメルーンの国境を徒歩で目指す決意をする。
しかし300人を超える反乱軍が、彼らに忍び寄っていた…。

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すごくリアリティのある映画だった。
宗教の違いだけで無差別に人が殺されてて、その残虐さに
目を覆いたくなるようなシーンがいくつもあって辛かった。
自分達の命も危険にさらされることになるのに、
それでも国の人たちを救おうとしたウォーターズはほんとすごいと思った。
自分への損得よりもまず、正しいことを選んだことに感動した。
人を愛することが好きになれる映画、悪がほんとに醜いと分かる映画
だと思った。