東京ゴミ女

監督:廣木 隆一
出演:中村 麻美、鈴木 一真 他

喫茶店でウェイトレスをしているみゆきは、同じマンションに住むよしのりに片思い。
階段ですれ違っても、まともに挨拶さえ出来ない憧れの彼、
愛する人のすべてを知りたい。
みゆきはよしのりのすべてを知ろうとして、彼が捨てたゴミを集めはじめる。
ゴミをあさり続けるみゆきの前に現れた様々なゴミは、よしのりの生活を赤裸々に物語った。
部屋中に彼のゴミを飾りつけて、タバコの吸い殻から彼と同じ銘柄のタバコを吸い、
彼と同じシリアルを食べる。

ゴミをあさるみゆきは、度重なる元カノのサヤカの手紙によって、
よしのりのライブがあることを知る。
みゆきは運命の日、カレンダーに丸をつけた。
客のはけたステージで1人ギターを弾くよしのりと初めて言葉を交わすみゆき。
君のために何か歌おう、というよしのりの申し出に、みゆきはゴミの中から見つけだした
楽譜のメロディを口ずさんだ。
ついによしのりと出会うことができたみゆきだったが・・・。

夢も目的もなく、不器用に生きる女の子の日常を、切なく描いた作品。

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雰囲気とか、すごく好きな映画。
みゆきの働き先の喫茶店のマスターがロリコンだったり、
同じウェイトレスしてる京子は男とセックスばっかりしてる美人。
みゆきを想ってて喫茶店に通い詰めるサラリーマンの川島、とか。

世の中変わってる人ばっかりで、「フツー」ってなんだ?ってなる。
個性こそいちばんの魅力。みんな持ってるもの。

エンディングのWyolicaの「さあいこう」は名曲!!